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ブログ炎上 逮捕 続
お笑いタレントのスマイリーキクチさん(37)のブログに中傷を書き込んだなどとして、3月27日警視庁捜査一課と中野署は、東村山市の会社員（４６）、横浜市の左官業（４１）戸田市の会社員(36)、大阪府高槻市の国立大学職員(45)ら男4人を名誉棄損容疑で、埼玉県入間市の工員の男(36)と東京都練馬区の無職の女(23)の2人を脅迫容疑で、それぞれ書類送検した。
大学職員ら4人は2008年4月と8月中旬、スマイリーキクチさんのブログに「女子高生監禁暴行殺人事件関係者と思われる人物」などと書き込み、1989年の「女子高校生コンクリート詰め殺人事件」の犯人であるかのような文言で名誉を傷つけた疑い。入間市の工員ら2人は昨年5月上旬から6月上旬、「死ね」などと書き込み、脅迫した疑いがある。
スマイリーキクチさんのブログには開設直後の昨年1月から「人殺しが何で芸人やるんだ」などという書き込みが相次いだため、昨年4月23日から8月15日の間、「殺人犯」など特定の語句の書き込みを第三者が閲覧できない制限をした上で、警視庁に被害届を提出していた。
警視庁が接続記録から数十人の関与を解析し、このうち悪質な書き込みをした19人を立件し、自宅や職場のパソコンなどを捜索してパソコンや携帯電話のデータを押収して捜査。
書き込みのうち内容の表現が弱い例や、管理会社がチェックして掲載に至らなかったケースは名誉棄損容疑での立件を見送ったが、未掲載の中でも、スマイリーさんを脅している内容と判断した2人については脅迫容疑を適用した。
閲覧制限期間中の昨年5~6月、「女子高生コンクリート事件にかかわっている人殺し。お前狙ってるのたくさんいるぜ死ね」「生きる資格はねえんだよ ふざけやがっててめえ パンチ食らわす」などと書き込んで脅していた2人を脅迫容疑で送検。閲覧制限期間前後に自分の携帯電話やパソコンで「あんた殺人犯、死ねば」「女子高生監禁暴行殺人事件関係者と思われる人物」などと投稿。執拗に書き込みをしたり、文言が具体的だった大学職員の男ら4人を、名誉棄損容疑の「公然と事実を摘示」で送検した。
警視庁捜査1課と中野署、6人について名誉毀損、脅迫いずれも共犯ではなく、個々に東京地検に書類送検した。
調べに対し、6人は容疑を認め、「「殺人事件にかかわっていたという書き込みを見て、許せないと思いやった。ウソだと知り、申し訳ないことをした」「周りの人の書き込みが本当だと思い、許せないと思って自分も書き込んだ」と供述しているという。
スマイリーキクチさんをめぐっては約10年前からインターネットの掲示板で、1989年に綾瀬で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件に関わっていたたとの虚偽の書き込みが始まり、ブログも“炎上"の被害にあっていた。
警視庁捜査1課と中野署は書き込みを特定した19人を事情聴取して立件、悪質な書き込みみを行っていた6人を書類送検した。すでに川崎の派遣社員の女(29)を、脅迫容疑で書類送検しており、立件されたのは合計7人となった。
最初の送検者、川崎の派遣社員の記事はこちら
28 Mar, 2009 | kobakn
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